弟が帰省した。朝起きてきた弟に正直に話してみた。あなたになんらかの脳の障害があるんじゃないのか、ということを・・・精神科の病院を受診してみてはどうか、ということを。
弟は冷静に聞いていてくれた。「で、それが分かってどうする?」と聞いてきた。
「分かっただけで、こちらにも接し方があるよ。そういうもんだと思えば腹も立たないし。私達が考える常識とあんたの考える常識が違うと分かればまた接し方も変るよ。」
その後お友達に相談の電話をした。MEの生まれて初めての公園でできたママ友達。子ども達の月齢もほぼ一緒だったこともあり、すぐ意気投合。とっても話しやすく賢いママ。彼女のお子さんが軽度の自閉症だと分かったのは、昨年4歳になったときだった。私から見たら何も問題ない子だったので、ショックだった。
でも、彼女はショックを受けるどころかとっても前向きで、「自分の育児が問題だったわけではないんだ!と思ったら、すっきりして俄然やる気が出てきた。」と言っていた。
彼女に弟の傾向を話したら、やはりその可能性が強いとのこと・・・・やっぱりか・・・・疑念が確信になった。自閉症という言葉はマイナスイメージが強いが、先天的なもので症状も様々。一昔前なら「性格」で片付けられたことを脳の研究が進み解明されているようだ。知れば知るほど今までの間違った先入観が解けていくようだ。
今日は一日そのことを考えては涙が出てきた。今まで両親は、どこで弟の育て方を間違えたのだろうと今までずいぶん悩んでいた。階段から落ちた時に脳を打っておかしくなったのかな~。どうして我々からあんな性格の子どもが生まれたのだろうか?中学時代に部活をさせなかったのが悪かったのか?浪人させておかしくなったのか?バイトを体験してなかったからこうなってしまったのか?
色んなことを考えて両親もずいぶん悩み、分かってもらいたいために、弟にクドクド説教をしていた。説教をしても、弟は聞き耳を持たないように見受けられた。そんな弟を見て私も苛立ち、弟を責めまくったたことが多々ある。手紙を書いて説教したこともある。
そんなすべてが彼にとってストレスだったんだろうな。必死でそれに対応しようとしてもできない子だったのか・・・
まだ診断されたわけではないけれども、今までの謎すべてか明らかになったような気がしてくると同時に、我々の言っている一般的に「常識」と言われる事を押し付けられることが弟にとってどれほど苦痛だったのかと思うと切なくて辛くて・・・なんで今までそう疑わなか、分かってやれなかったのだろうかと、早くそれを分かってやれたなかったことを、今、大変後悔している。
人とのコミニケーション能力に問題あるが、弟は根は本当に優しく真面目。絵が上手で、決して人に危害を加えることはなかった。
私が求めていた弟像ってなんだったんだろう。自慢できる家族って何なんだろう。
目の上のたんこぶのような存在だと思っていた弟だったけれども、これほど弟を愛しいと思ったことは久しぶりかも、今、弟を守ってやらなきゃ!という気持ちでいっぱいになっている。
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